スペイン人の名前にまつわる疑問が、少しずつ僕を苦しめてきました。

なぜスペイン人には同じ名前が多いのか?
なぜフルネームが長いのか?
なぜ子供とお父さんの苗字が違うのか?

勉強してみました。

<名前>
1.スペインではキリスト教の聖人の名前をつける習慣があるため、同じような名前が多い。

1つのオフィスに、何人ものホセ、フアン、ミゲル、アントニオ、パブロがいます(以上男性名)。
女性名で多いのは、マリア、アナ、カルメン、イサベル、マルタなど。
これらの名前だけで全体の50%を占めるのではないかと言われています。

2.中には2つ名前を持つぜいたくな人がいます。
ホセ・ルイス
アナ・ベレン
マリア・デル・カルメン
フランシスコ・ハビエル(フランシスコ・ザビエルですね。)

さらには、男性名と女性名を組み合わせることもある。

ホセ・マリア(こちらは男性名)
マリア・ホセ(こちらは女性名)

ちなみにホセはキリストの父ヨゼフ、マリアはマリア様からです。
なんともありがたい名前です。

3.知り合いになると名前の愛称で呼び合う。

フランシスコはパコ
ホセはペペ
ラファエルはラファ
ニコラスはニコ

<苗字>
1.フルネームは、通常、以下の法則でつけられる。
「名前-第一苗字(父の第一苗字を取る)-第二苗字(母の第一苗字を取る)」

例えば、マヨルカ島に住む、
セバスチャン・ナダル・ガルシア(父)さんと、アナ・マリア・パレラ・ロザーノ(母)さん
の間に子供ができました。名前は、聖人から取って、「ラファエル」としましょう。
彼のフルネームは「ラファエル・ナダル・パレラ」となります。
将来、テニス界で活躍しそうですね。

ラウール・ゴンザレス・ブランコさんは、
父の第一苗字がゴンザレス、母の第一苗字がブランコさんだったということです。
こちらは将来、サッカー界で活躍しそうです。
仮に、母方の第一苗字もゴンザレスさんだったとすると、
ラウール・ゴンザレス・ゴンザレスになりますが、
それはそれでそういうもんなので、気にならないそうです。

このように子供と親は苗字が違います。
結婚しても、苗字は変わりません。つまり夫婦は苗字が違います。

2.たいていの場合、名前と第一苗字だけを名乗るのが慣例だが、例外もある。

中には名前と第二苗字を名乗る人もいます。
パブロ・ルイス・ピカソさんが例です。
珍しい「ピカソ」という姓を使ったというわけです。

こういう珍しい名前を保存するために、
第一苗字と第二苗字をいつでも入れ替えていいという法律があるそうです。

大体、こんなことで、スペイン人の名前の不思議も解けました。
随分すっきりしました。

かいつまむと、
一家族に苗字が3つあり、兄弟は同じ苗字で、
時には、日本風に言うと、「太郎町子 山田清水」という本名を持つ人がいる、
ということで。
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by bonito_seco | 2009-03-01 00:18 | スペイン生活

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