先週の日曜日に「冬時間」になりました。

正確には、「夏時間」が終わって、本来の時間帯、「GMT+1」に戻りました。
日本の「GMT+9」との時差は8時間に戻ったわけです。

今年で6年連続(アメリカで3回、ヨーロッパで3回)、x2(夏時間採用時含め)
計12回、この「時間の切り替え」イベントを経験してきたわけですが、
だんだん自分の中でもイベント性がなくなってきているようで、
今回は前日の金曜日になってはじめて「冬時間への切り替え日」であることに
気付きました。

具体的には、「切り替え指定日」=10月の最終日曜日の午前3時に時計の針を1時間戻す、
という行為を行います。

時計の針を1時間無理矢理早める、あるいは遅くする、という行為について、
おおまかに3通りの修正方法に分類できます。

A)勝手に切り替わるもの。
パソコンや携帯電話などの電子機器は、あらかじめプログラミングされているか、
もしくは、電子情報を受け取って、自動的に修正されており、とにかく、気付いたら、
勝手に時間が変ってます。

B)「夏時間」のOn/Offを手動で切り替えるもの。
愛用のカシオの腕時計、「Pro Trek」(デジタル時計)は、
「世界時計」なる機能がついているのですが、これは半分手動、
つまり、各都市の「DST」のOn/Offを切り替えることによって、
時間を合わせます。全部で30都市くらいこの作業をやるので、
結構めんどくさいです。
てか、そもそもどこがDSTを採用してるかよくわかってないし。。。

C)自力で切り替えるもの。
もっとも原始的なものは針で動いている時計、
あるいは時計を持っている日本製の電子機器(DVDプレイヤーなど)。
これらは、完全手動です。寝る前に、1時間早めたり、あるいは遅くしたりします。

ちなみに僕の身の回りには、
3個のA、1個のB、7個のCがあります。この数が標準的だとして、
各家庭で10個以上、合計何十億個の「時計」を、ヨーロッパやアメリカの人々が修正しています。

はてさて、翌日の月曜日には、会社に遅刻してくる人はいないし、
飛行機、電車、バスなどの交通機関はちゃんと時間帯を切り替えているし、
問題なく機能しているのが不思議なところ。
こんなに時間にルーズなラテン諸国でも、機能しています。


では、なぜヨーロッパやアメリカで定着し、日本では「夏時間」が採用されないのでしょうか?
これは僕の勝手な考察ですが、きっと日本には「四季があるから」でしょう。

日本人では、春夏秋冬、1年を4分割できる季節感があるのに比べて、
ヨーロッパやアメリカでは、四季がはっきりせず、
つまり「春」と「秋」を象徴する風景がないので、
基本的に、「夏」と「それ以外」の2分割しかしていない気がします。
そして、夏が大好きです。
結果、7ヶ月間の「夏時間」と5ヶ月間の「それ以外=現地標準時間」で1年間が動いています。

四季がある日本は美しい。
夜が長いヨーロッパの夏は素晴らしい、
どちらも素晴らしい。

結局のところ、その国民性と風土が、「夏時間」を採用しているか否かの分かれ目なのでしょうね。
だから、日本では「夏時間」は今後も定着しない、と思います。

ということで、今年の6月末、まだ日が長かった頃に撮った、
午後9時40分の「夕焼け」です。
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by bonito_seco | 2009-10-28 07:29 | スペイン生活

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このなんともいえない奇妙なビルは、トーレ・アグバル(=アグアス・デ・バルセロナ本社ビル)
と呼ばれています。

アグアス・デ・バルセロナ、「バルセロナ水道会社」の本社ビルです。
その筋では有名な現代建築家のジャン・ヌーベルの作でございます。

さて、このトーレ・アグバル、2004年に出来たばかりなのですが、
お土産屋さんで売ってる絵葉書にも良く取り上げられており、
バルセロナの有名なランドマークになっています。
結構、僕、このビル好きです。
赤と青でライトアップされている姿が、なんだかバルサっぽいし。

サグラダ・ファミリアに負けず劣らず、街並みに全く溶け込んでいないところが、
なんともいえない強烈な存在感があります。

近くで見ると、指先みたいな奇妙なデザインの建物に、長方形のタイルが、
これでもかって感じで、無秩序な組み合わせでビシバシ貼り付けられています。
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普段は中に入ることは出来ませんが、バルセロナ市民に耳寄りな情報です。
7月29日から11月29日までの4ヶ月間、「El Mar La Gran Fuente」(海~巨大な水源)
というテーマで特別展示を行っており、無料でエントランスフロアを開放しています。
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ということで行って来ました。夢のトーレ・アグバルの内部に潜入です。
入り口
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今回の特別展示の内容も素晴らしいです。
生きるうえで必要不可欠な水。熱帯雨林が減少し、日照りが続く異常気象、
そんな中で、海水を淡水化するのは人類の長年の夢でした。
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すでにその試みは始まっており、この展示では、いかに海水を淡水化していくかについての工程が
非常に詳しく紹介されていました。
海水は1リットル中、35グラム塩が含まれています。
この塩分を、いわゆる飲水と同じ0.37グラム、つまり100分の1にする過程。
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何十ものろ過過程を経て不純物が取り除かれた後、
水と塩分を分離するためのエネルギーを与えていく過程。
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とても勉強になりました。

無料ですし、普段は入れないトーレ・アグバルの中に入れる絶好の機会です、
バルセロナ在住の方は、是非行ってみてください。
月~土は10:00-19:00、日・祝は14:00までやってます。
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by bonito_seco | 2009-10-18 06:02 | バルセロナの話

秋ですね。秋といえばワインですね。。。
秋の気配、ワインの匂い。

スペインは、イタリア、フランスに次いで世界第3位のワイン生産国なんです。
ブドウの作付面積では世界第1位です。
ですので、ワインはかなり一般的な飲み物です。
昼食時の飲み物でも、ビール、コーラ、水と並んでもっともポピュラーな飲み物であります。

スペインの素晴らしいところは、ビールも安くて、おいしくて、国民に愛されているところです。
生産量で上を行くイタリアやフランスでは、ビールはあまりポピュラーなものではないようです。
なので、スペインは酒飲みにとって、究極の楽園だと思っています。

さては、話をワインに戻しまして、スペインでは、リオハが唯一「DOCa」
(原産地呼称制度の最高ランク)を与えられた原産地として有名ですが、
バルセロナ近郊にも、「ペネデス」(Penedes))というワインの一大産地があり、
たくさんのワインメーカーが酒蔵(ワイナリー=ボデガ)を構えています。

数あるボデガの中でも特に有名なのが、「トーレス」(Torres)社です。
白ワインで有名で、日本でも、少し大きな酒屋さんに行くと必ず1本は置いてあるので、
ご存知の方も多いと思います。

大手のボデガでは、どこも見学ツアーを行っており、予約さえ取れば簡単に行くことができます。
どこの見学ツアーも、基本的に全て無料か1~2ユーロです。
見学の後には、そのボデガで作ったワインの試飲もできます。

ということで、このトーレス社の見学ツアーに半年くらい前に参加してみました。
で、見事に一つのエンターテインメントとして完成されています。
家族連れの方や、ワインに興味がない方ですら楽しめます。

てなわけで、トーレス社の正面玄関。
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見学料金6ユーロ払うと、「匂い」と「映像」でひとしきりトーレス社の歴史やワイン作りの基礎を
学んだ後、こんなトロッコでツアーが始まります。
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途中、ワイン畑や、(あ、違う、ブドウ畑)
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醸造工場、樽詰めの過程など敷地内をめぐります。
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保存倉庫はこんな感じ。
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そして待ちに待った、というか、ツアーの終わりは、試飲コーナーです。
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あの、はっきり言って、この試飲コーナーではかなりただワインが楽しめます。
なので、ワイン好きの方は完全に元が取れます。

と思いきや、さらに最後に売店があり、ついしこたま買ってしまいます。
結局、最終的にはトーレス社の思う壺でございます。

車がないとちと不便です。興味のある方は別途連絡下さい。詳しい行き方を連絡しますよ。
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by bonito_seco | 2009-10-14 06:17 | バルセロナの話

バルセロナの街を自由に疾走する真っ赤な自転車。
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バルセロナ市民はみんな知っている「Bicing」というシステム。
ずーっとこの権益を手に入れたいと思ってました。

苦節1年半。やっとスペイン語とカタランのみで書かれているWebサイトの情報を
解読できるようになって申し込んだこのBicing。

届いたパンフレットには、なんでも、
「新しい市民のための公共移動手段。排気ガスもなく、環境にやさしい。とっても簡単で便利」
みたいなうたい文句。
これは観光客用ではなく、「市民のための公共の交通機関」の位置づけ。

この試み、8本の地下鉄、近郊鉄道、縦横無尽に走るバスなどの公共交通機関が欧州屈指に
発達しているバルセロナにもかかわらず、非常に成功しています。
この成功を受け、ローマをはじめ欧州の各都市が取り入れてますが、
他の都市ではあまり成功していないようです。

システムはこんな感じです。
年間契約。24ユーロ。これで基本いつでもBicing自転車を利用できる。
最寄の「ステーション」で借り、目的地の「ステーション」に返却する。
1回につき30分以内、以降は追加料金発生。
返却後10分後に再度利用可能。

これがバルセロナで成功している秘訣は、、、思うに、
・ステーションがいたるところにある。(僕のアパートから徒歩5分圏内に4ヶ所のステーションがある。)
・それら無数のステーションに常に定められた台数の自転車を配備させるシステムを確立させている
の2点につきるのではないでしょうか。

ということで、具体的な使い方。

www.bicing.comで申し込むとこんなカードが送られてきます。
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それをこのWEBサイトでアクティベイトすると、その瞬間に使えるようになります。
さては、ステーションに行ってみます。
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こんな風に自転車が並んでいる「ステーション」の横にこれが立ってます。
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これについているカード読み取り機にカードを近づけると、「2番から自転車を取れ」という指示。
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これでロックが解放され、自転車をステーションから抜き取ります。
30分後に、どこかの「ステーション」に返却すればいいだけです。
とっても簡単です。

そんなわけで、真夜中に、各ステーションの配車状況を整える、秘密部隊が乗る車。
毎晩、各ステーションに最適な自転車の台数を調整しまくってるのだと思います。
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ちなみにこの車達の秘密基地も家の近くにあります。

バルセロナの街を自転車で疾走するのもとっても気持ちがいいものです。
30分あれば、けっこうどこへでも行けてしまいます。
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by bonito_seco | 2009-10-08 05:30 | バルセロナの話

バルセロナは自由な街。

そんなことを実感する出来事が、この週末にありました。
Red Bull Air Race

なんだかよくわからないのですが、クレイジーな飛行機パイロット達が、
クレイジーさと速さを競う世界大会が、土日に家の前のビーチで開催されていたようです。

どうやらF-1のように世界をツアーしていまして、バルセロナが今年6回目の大会。
アブダビ(UAE)、サンディエゴ(USA)、オンタリオ(カナダ)、ブダペスト(ハンガリー)、
ポルト(ポルトガル)そして、バルセロナがこのクレイジーな大会を招聘した、
クレイジーな都市達です。

先週はじめから、なんだか空が騒々しいと思ったら、
飛行機がアクロバチックな体勢と、スピードと、そしてありえない高度で低空飛行していました。
どうやら練習していたようです。

得点が競われて、年間チャンピオンを決めていたようなので、
おそらく速さとか、クレイジーさが競われているのだと思われますが、
ルールは全くわかりませんでした。
ポール・ボンホウメさんというイギリス人が優勝したみたいですが、、、。

とにかく、市民何十万人が、見ることを余儀なくされた。
そんなイベントからの写真達です。

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ようわからんですが、10月というのに30度近い陽気で、
日焼けとこのAIR RACEを楽しむ人たちでビーチは大混雑していました。
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by bonito_seco | 2009-10-06 05:38 | バルセロナの話

この週末は仕事のため、セビリアで過ごしました。

セビリアは2回目ですが、この街の雰囲気大好きです。
10月というのに、夕方5時に気温37度。

アンダルシア特有のアラブ建築、白い壁。
カスティーリャ語(スペイン語)を話すが、
速すぎるのと、最後のアルファベットをほとんど発音しない癖(?)により、
何を言ってるのかまったく理解できません。

レコンキスタの最後まで、イスラム勢力が残っていたアンダルシアだけに、
街中はアラブ情緒いっぱいです。
前回は、日中しかいなかったのですが、夜のセビリアもかなり素敵です。
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高さ97m。セビリアのシンボル、ヒラルダの塔。
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13世紀。当時スペインを支配していたアラブ人により、イスラム様式でつくられ、
イスラムのモロッコ人が持ってきた鐘を置き、
レコンキスタ終了後、キリスト風の鐘楼を置いたのでした。

仕事した仲間達と旧市街地のバルでディナー。
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ということで、仕事でした。
このノスタルジック漂う、アンダルシアの街で、
アラブ風パティオを模したロビーのある、古いコンサルバトワールをかりて
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発売されたばかりのV-ドラム新フラッグシップ機種でのクリニックでした。
アメリカ時代の旧知のドラマーを招聘しました。
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やっぱり、V-ドラムってかっこいいな。。。
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by bonito_seco | 2009-10-05 04:46 | スペイン旅行記