スペイン人同僚が「今日はTrece de martesよ。気をつけなくちゃ」と言っていたので、
何のことかと聞いてみると、つまり「13日の火曜日」。

スペインでは、不吉な日は「13日の金曜日」ではなく「火曜日」だそうです。

「13日の金曜日」のいわれについて調べてみると、最も有力な説として、

13=不吉=キリストの最後の晩餐に加わっていた人の合計人数(12人の使途+キリスト)
金曜日=不吉=キリストの磔刑の日

ということで、不吉なものが組み合わあり、「とっても不吉」てなわけです。
いずれもキリスト教にかかわることなのですが、
キリスト教国でも、「13日の金曜日」を不吉な日としているのは
英語圏と、ドイツとフランスのみだそうです。

同じキリスト教国、しかもカトリック色のおもいっきり強い、
イタリアでは、「17日の金曜日」が不吉な日、
スペインでは「13日の火曜日」です。

確認のために別のスペイン人同僚に聞いたところ、どうやら、やはりスペイン全土で
それは常識らしく、いわれは、

13=不吉=キリストの最後の晩餐に加わっていた人の合計人数(これは同じ)
火曜日=不吉=戦争を表す「軍神」マルテス(英語読み=マース)の曜日
の組み合わせだからだそうです。

で、この日は、不吉なので、
「結婚はしてはいけない」、「飛行機に乗ってはいけない」
などと言われているそうです。

ボッティチェリの「ヴィーナスとマルス」より。
ちなみに愛神ヴィーナスは「金曜日」(Viernes)の語源に、軍神マルスは「火曜日」(Martes)に。

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このローマ神話に登場する二人は浮気相手だったそうです。
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# by bonito_seco | 2010-04-14 06:33 | スペイン生活

昨日のサラゴサ続編です。

サラゴサは3回目ですが、過去2回は仕事だったので、
純粋にオフで行ったのは、今回が初めてでした。

金曜日の夜にサラゴサに到着し、「ディナーは何がいい?」と聞く友人に、
「バルめぐり」をリクエストしました。

彼らの間では、バルを何件もはしごすることを「Belmu」と呼んでいます。
通常、飲み物1杯とタパスもしくはピンチョを1皿か2皿頼んで、
バルからバルへと転々としていく、そんな行為をこう呼んでいます。

普段、バルセロナではまずやりません。
圧倒的にタパス/ピンチョのクオリティが違います。

おまけに、地元サラゴサ在住40年以上の、地元スペイン人に案内されれば、
間違いなく、おいしい店に連れて行ってもらえます。


ということで、そんなバルめぐりのスナップを。

こちらは、現在、サラゴサでも最も人気の店だそうです。

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続いて、ここは、「ムール貝」と「イカリング」に特化したバル。
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ここは、「きのこ」ピンチョの専門バル。
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メニューは「きのこ」ピンチョのみなので、フライパンの上で焼かれているのは、もちろんきのこです。
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これが、その「きのこ」ピンチョ
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人気店の証は、床の汚れ方。スペインでは、床にゴミをすてます。
つまり、床が汚れていればいるほど、人気店だということになります。
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週末は中心地の旧市街は朝まで人であふれかえってます。
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スペイン人の友人と彼女(申し訳ないですが、彼らの家に泊めてもらいました)。
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その友人の姉夫婦が経営するバル。
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ここの名物料理は、「たらのトマト煮」です。
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ということで、友人にはすっかりお世話になってしまいました。


サラゴサの最も有名なモニュメントは、「ピラール教会」です。
エブロ川のふもとに建つ教会。天井には近郊の町出身のゴヤによる宗教画が多数描かれています。
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# by bonito_seco | 2010-04-13 06:25 | スペイン生活

毎年、3月末から4月末にかけて、キリスト教国はイースターを迎えます。

スペイン語でSemana Santa(聖週間)、あるいはPascua。

十字架に架けられて死んだイエス・キリストが3日後に蘇ったことを、「復活祭」として祝います。
キリスト教国では、キリストの「生誕日」を祝うクリスマス以上の、
年間で最も重要な宗教的行事です。

「復活祭」は、「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」と決められているので、
毎年日程が変わります。今年は4月4日でしたが、来年は4月24日です。

セマナ(Semana)=「週」ですので、Semana Santaは、
復活祭の1週間前の日曜日から始まります。

カレンダー上、休日になるのは、スペインの場合、
復活祭をはさんで金曜日から月曜日までです。

キリスト教徒でない僕は、毎年4日間の連休になるので、
「セマナサンタ=連休→さて、どこに行こうか」となります。
これはクリスチャン率95%のスペイン人といえど、同じ思考回路のようで、
連休の国民大移動のため、渋滞何キロだの、交通事故何件だのと
ニュースで取り上げられています。

ところが、今年は、サラゴサにて、セマナサンタ三昧することになってしまいました。

サラゴサ在住のスペイン人友人が、
「セマナサンタにスペインにいるなら、ぜひサラゴサに来い。
うちの街はProcesion(行列)で有名だ。日本にはない文化をお前に見せたい。」
と言いはるもので、断る理由もないので、AVEに乗って行ってきました。

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サラゴサは、マドリッドとバルセロナのちょうど中間に位置する
スペイン第5の都市。

僕がサラゴサに着いたのは、El Viernes Santo(聖金曜日)。
この日は前週の日曜日から続いた「Procesion」も最後を迎える日です。

この宗教行列「Procesion」は、各地区の信者会の会員たちによって、
「最後の晩餐」、「ゲッセマニでの祈り」、「十字架への道」、「磔刑」、「Virgen de Soledad」
などの場面を表現した彫像が屋台車で行進します。

サラゴサのProcesionはセビージャと並び、その規模(参加者2万人)で有名です。

その行列、各地区それぞれに、衣装に違いがあります。
大きな地区になると、2千人規模の行列になります。
みんな太鼓をたたきながら行進します。
この太鼓を、みなでリズムを合わせてたたくわけです。
なので、この期間中は、夜寝れないそうです。
その太く響く音は、キリストの悲しみを表現しているのだそうです。

みんなとんがり帽子です。

青い人たち
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赤い人たち
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黒い人たち
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緑の人たち
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彫像「磔刑のキリスト」
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クライマックスは、これらの彫像がそれぞれの地区が属する教会に入っていくシーンです。
行列を組んでいた信者も、1年間太鼓を練習してきた最後の瞬間。
いやがおうにも気分が盛り上がり、次第に太鼓の音が大きくなります。
老若男女、泣いている人もいます。

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ここのところ、仕事が多忙で、1ヶ月ほど休みがなかったのですが、
歴史も宗教も文化も異なる国の、精神の根っこのところに触れることができて、
少しリフレッシュできました。
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# by bonito_seco | 2010-04-12 06:20 | スペイン生活

しれっという感じで、5ヶ月ぶりの更新。かなり緊張してます。

で、なぜ更新する気になったかというと、、、

ヨーロッパは夏時間になりました!!





といっても、何をいまさら、もう2週間前の話。

そのときはフランクフルトに出張中でした。
無理矢理時計の針を1時間早めました。

あら不思議、急に夜暗くなるのが遅くなりました。
今日の日没時間は20時23分でした。

この音信不通の5ヶ月間、何をしていたかというと、
去年の11月に日本に一時帰国して、イタリア住まいから強制帰国させられた嫁と結婚して、
その後、バルセロナに戻ってきてました。
ブログの方は、ここよりも10倍以上の訪問者を集めている
人気ブロガーの嫁にまかせていて、
クリスマスやらなんやら過ごしている間に、
気づいたら、観光VISAで来ていた嫁がスペインからも強制帰国させられて、
3ヶ月の新婚生活もつかのまに過ぎて、一人暮らしに戻って、
早くももう2ヶ月近くたってました。

その間に、仕事が忙しさをまして、こっちはこっちで余裕がなくて、
それで居住許可書(VISA)の取得のための書類を待っている嫁は、
あと1ヶ月以上は戻ってこれないだろう、という始末。

というわけで、また時間があったら随時更新していきます。
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# by bonito_seco | 2010-04-09 06:00 | スペイン生活

先週の日曜日に「冬時間」になりました。

正確には、「夏時間」が終わって、本来の時間帯、「GMT+1」に戻りました。
日本の「GMT+9」との時差は8時間に戻ったわけです。

今年で6年連続(アメリカで3回、ヨーロッパで3回)、x2(夏時間採用時含め)
計12回、この「時間の切り替え」イベントを経験してきたわけですが、
だんだん自分の中でもイベント性がなくなってきているようで、
今回は前日の金曜日になってはじめて「冬時間への切り替え日」であることに
気付きました。

具体的には、「切り替え指定日」=10月の最終日曜日の午前3時に時計の針を1時間戻す、
という行為を行います。

時計の針を1時間無理矢理早める、あるいは遅くする、という行為について、
おおまかに3通りの修正方法に分類できます。

A)勝手に切り替わるもの。
パソコンや携帯電話などの電子機器は、あらかじめプログラミングされているか、
もしくは、電子情報を受け取って、自動的に修正されており、とにかく、気付いたら、
勝手に時間が変ってます。

B)「夏時間」のOn/Offを手動で切り替えるもの。
愛用のカシオの腕時計、「Pro Trek」(デジタル時計)は、
「世界時計」なる機能がついているのですが、これは半分手動、
つまり、各都市の「DST」のOn/Offを切り替えることによって、
時間を合わせます。全部で30都市くらいこの作業をやるので、
結構めんどくさいです。
てか、そもそもどこがDSTを採用してるかよくわかってないし。。。

C)自力で切り替えるもの。
もっとも原始的なものは針で動いている時計、
あるいは時計を持っている日本製の電子機器(DVDプレイヤーなど)。
これらは、完全手動です。寝る前に、1時間早めたり、あるいは遅くしたりします。

ちなみに僕の身の回りには、
3個のA、1個のB、7個のCがあります。この数が標準的だとして、
各家庭で10個以上、合計何十億個の「時計」を、ヨーロッパやアメリカの人々が修正しています。

はてさて、翌日の月曜日には、会社に遅刻してくる人はいないし、
飛行機、電車、バスなどの交通機関はちゃんと時間帯を切り替えているし、
問題なく機能しているのが不思議なところ。
こんなに時間にルーズなラテン諸国でも、機能しています。


では、なぜヨーロッパやアメリカで定着し、日本では「夏時間」が採用されないのでしょうか?
これは僕の勝手な考察ですが、きっと日本には「四季があるから」でしょう。

日本人では、春夏秋冬、1年を4分割できる季節感があるのに比べて、
ヨーロッパやアメリカでは、四季がはっきりせず、
つまり「春」と「秋」を象徴する風景がないので、
基本的に、「夏」と「それ以外」の2分割しかしていない気がします。
そして、夏が大好きです。
結果、7ヶ月間の「夏時間」と5ヶ月間の「それ以外=現地標準時間」で1年間が動いています。

四季がある日本は美しい。
夜が長いヨーロッパの夏は素晴らしい、
どちらも素晴らしい。

結局のところ、その国民性と風土が、「夏時間」を採用しているか否かの分かれ目なのでしょうね。
だから、日本では「夏時間」は今後も定着しない、と思います。

ということで、今年の6月末、まだ日が長かった頃に撮った、
午後9時40分の「夕焼け」です。
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# by bonito_seco | 2009-10-28 07:29 | スペイン生活