こんなに嬉しい瞬間は今までなかっただろう
2009年 05月 07日
この試合は、超プレミアのため、一般のTV放送はもちろん、僕が契約しているケーブルTVの
ペイ・パー・ビューでも購入できませんでした。
したがって、普段はバルサの放送があれば必ず放映するバルでも、ほとんどが受信できない状態。
そんな中で、特別に年間契約しているバルだけが、この試合を流すことが出来ます。
バルの夜の客入りも、この試合をTV放送をしているかどうかで完全に左右されます。
放送しているバル。
外に並べたイスに座っていた約20人のうち、実際にバルで何かを注文していた人は1人くらい。
ボランティア状態です。
放映していないバル。
普段は夕食時にごったがえすバルでも、今日ばかりはお客は3人です。
さて、そんな私も、試合を放映しているバルに行き、ボランティア状態に甘えて、
何も注文せずに、外からバルのTVをながめます。
敵はイングランド・プレミアリーグの強豪、名将ヒディング監督率いるチェルシー。
先週カンプ・ノウにて、作戦通り0:0で引き分けに持ち込み、
本拠地スタンフォード・ブリッジで決勝進出をもくろみます。
バルサは、試合開始早々1点を先制され、厳しい試合展開。
1:0のまま、後半ロスタイムに突入。誰もがあきらめかけたその瞬間、
イニエスタが同点のゴールを決めたのでした。
先日のエル・クラシコで圧倒的な実力の違いを見せつけたバルサ。
今日は、誰もがあきらめかけた試合展開の中、ロスタイムに奇跡の同点ゴールを決めたバルサ。
このチームは本当に底力があり、素敵なチームです。
その瞬間は、本当にイニエスタに、バルサに神様が降臨したのではないかと思う一瞬でした。
これにより、バルサが決勝進出を決めました。
その瞬間のバルセロナ市民の熱狂ぶり。
そこに交じって、飛び跳ねて、近くの人と抱擁している自分に、
すっかりバルセロナに同化したものだとふと思ったものでした。
CL決勝は、事実上、世界最強の2チームが戦うことになりました。
ローマでのマンチェスターUとの試合。
どちらが勝っても、世界中の人々が、世界最強のクラブチーム同士の試合と認める、
世界最高の試合となります。
by bonito_seco | 2009-05-07 06:47 | スペイン生活