ロスト・バッケージの際には
2009年 09月 02日
9月といえば、僕が滞在許可証を入手したのが9月7日。
滞在VISAの一回目は1年で切れるので、現在滞在延長申請中です。
依頼先の代行業者からの音沙汰が1ヶ月くらいありません。
たぶん夏休み中なのでしょう。。。
果たして、無事、滞在許可は更新できるのか??
そんなわけで、観光VISAでの滞在時期を含めて、スペインに来て1年と4ヶ月経ちましたが、
これまで3回ロスト・バッケージを経験しました。全て、バルセロナ空港の帰着便で。
これまで日本でもアメリカでも何度も国内、海外出張を行ってきたのですが、
ロスバケ経験は一度もありませんでした。
しかし、なぜだかヨーロッパでは頻繁に起こる。
というわけで、ロスバケのベテラン(私)による、これは教訓話です。
1回目、初体験は、赴任早々の2008年6月の話。
フランクフルトからの帰国便。イベリア航空。
届かなかったのはこのかばん。
当時働いていたアメリカの会社の皆さんから餞別にもらった、大事なスーツケース。
このときは、自分の預け荷物がなくなるとは夢にも思わず、
そして、仮になくなったとしても、航空会社が全面的に責任を負ってくれると、
心の中で思っていた頃。
空港内の荷物受取場にある、ロスバケのカウンターで手続きを済ませた後、
2日後に宅急便で届きました。
中に入れていた貴重品
・キヤノンのモバイルプリンター(時価3万円なり)
・ロジテックのプレゼンテーション・ポインター(時価1万円なり)
だけが、見事に盗まれた状態で。
このときは、アメリカから赴任した早々だったので、「荷物に鍵をかけてはいけない」、
というアメリカでのルールを世界共通のものだと思い込んで、スーツケースに鍵をかけずに
預けたのでした。
2回目は、詳しくは覚えていないのですが、時期は1回目のすぐ後。
1回目と同じように手続きを済ませ、スペインに対して行き場のない怒りを抱えて、
ゲートを出る前に空港内を最後にくまなくチェックしたら、
隅のほうに放置されている僕のスーツケースを見つけました。
どうやら、1便前の飛行機に積まれていたようです。
3回目は、つい最近。
今回はくやしいことに、スイスで買ったばかり、
はじめて旅に連れていったお気に入りのmont・bellのかばん。
待つこと2日間、これも無事届きました。
ということで、教訓です。
<ロスト・バッケージの原因>
・チェックイン担当者、航空会社、もしくは空港係員のミス
・盗難目的
<ロスト・バッケージ対策>
・なるべく預けない:(当たり前?)
・鍵をかける:盗難目的によるロスト・バッケージの防止措置
・預ける際は、航空会社のカウンターの係員が、しかるべきタグを付け忘れていないか確認する。
<ロスト・バッケージにあったら>
・空港内をくまなく調べてみる:1本早い便で荷物だけ届いているかも
・あわてない:頻繁に起こっているようです。飛行機会社側も悪いとは思っていない態度
・専用カウンターで受付をする:かばんの色とか、タイプとか、ブランドとか聞かれます
・待つ:TELでもネットでも、状況は逐一確認できます
・きっと届きます:世界中に捜索網が一応はりめぐらされています
これで、「盗難目的」以外は、いずれ、きっと届きます。
問題は、この「盗難目的」。空港職員にマフィアもからんで、それはやりたい放題らしいです。
窃盗集団にとって、こんなにおいしい状況がないのも事実。
悪名高いのはロンドンのヒースロー。数年前に50人規模の空港職員が摘発されました。
他にもローマのフィミチノ、ドイツのフランクフルトも有名です。
<届いたら>
・中身を確認する。盗難目的ではない場合、中身は無事です(当たり前?)。
<盗難物があったら>
・関係書類は全て取っておく:航空会社は責任を負わないにもかかわらず、、
・航空会社に一応連絡を取る:TEL受付担当者は、クレームレターを送れ、
というので、とりあえず被害明細や金額を明記して送ります。
しかし、盗難の場合は航空会社は責任を取りませんが、後々、盗難の「証拠」のひとつになります。
<海外旅行保険>
・保険会社に損害補償確認:このときに種々の書類、また盗難物の購入レシートがあればなお良い。
これは、れっきとした犯罪です。そのためには、立証せねばなりません。
で、立証は不可能なので、どこまで状況証拠で保険がカバーしてくれるか、ということです。
僕の場合は、手続きがなんとなくめんどくさくて、泣き寝入りして、
とっとと新しいのを買いましたが。。。
というわけで、「ロスバケ」は起こりうるもの、と考えて、「なくなったら本当に困るものは預けない」
ってのが基本ですよね?
by bonito_seco | 2009-09-02 05:52 | スペイン生活