今、スペインでは、「夏季勤務時間」ともいうべき、「JORNADA INTENSIVA」中なんです。
仕事は午後3時に終わります。すっかり文化として根付いており、採用している企業がとても多い。

「JORNADA INTENSIVA」というのは、直訳すると「集中的な労働時間」という意味。
「頑張って集中して働いて、そいで、仕事はとっとと切り上げて、遊びに行くことを奨励す」
っていうことかと思うんです。

それはもうありがたい話なんですが、日本人の僕にとっては生活のリズムが狂って、
ありがた迷惑きわまりない話なんです。


僕が勤める会社も、7月8月の2ヶ月間毎日、そして年中毎週金曜日、
この特別な勤務時間帯を採用しています。

「JORNADA INTENSIVA」の期間は、始業時間を朝8時に繰り上げ、
朝食休憩で30分休んで、昼食をとらず、1日6時間半働くことになります。

その分、普段は、朝8時半から午後6時まで。昼食休憩をはさんで8時間半働きます。
この1日1日の30分の積み重ねにより、毎週金曜日と、夏期間中毎日、3時に仕事を
終えることが出来るという恩恵を授かることができます。

週末と夏の時期に、国家ぐるみで、人々を仕事から解放するシステムを採用している
スペインには、感心せざるを得ません。

ちなみに、休暇日数はというと、今年の場合、土日で102日、カタルーニャ自治州の祝日が12日、
バルセロナの祝日が2日、とび休が2日で、年間休日116日。
ここに、個人が持つ21日の有給休暇を足します。

有給休暇は、「取らなきゃ損」という考え方が根付いているので、基本的にみんな取ります。
というわけで、年間労働時間は、結果的に1772時間。

この数字が多いのか、少ないのかというと、結果的には、ヨーロッパでは標準的だと思います。
でも、スペイン人は働かないという印象を他のヨーロッパからももたれているのは、
このシステムや、一部の地域で採用されている「シエスタ」のせいなんでしょうね。

純血日本人の僕はというと、午後3時=日本時間午後10時。
まだ多くの人が残業で頑張っている時間です。
いくらみな帰るからといって、自分も3時に会社を後にすることは、
どうしても後ろ髪がひかれてしまい、帰れません。
必然的に、5時間も6時間もひとりぼっちで仕事しているわけですね。

あー、なんと日本人的なこと。
といいながら、毎日毎日、帰宅時間が早くなってきているこのごろ。
最近7時にはいてもたってもいられなくなります。
そりゃね、昼飯も食べないで、頭は働きませんよ、ね?

ラテン化?
[PR]

by bonito_seco | 2009-07-30 05:50 | スペイン生活